ヒールのある靴
私にまとわりついてた強迫観念とかプライド、そういうのに似ている
まあまあ張り切って買ったヒールのある靴を履いみても足は痛くて靴擦れもするし無理をしているなという自覚がちゃんとある
おしゃれしたくても、可愛くても、背伸びしたくても、大人っぽくしたくても、私にはやっぱり向いてなくて、違うくて、ヒールを買ったことに後悔する反面、やっぱりこのままでは悔しいので足がボロボロになるのをわかっていて、履ける日は懲りずに履くようにした
ヒールのある靴
私にまとわりついてた強迫観念とかプライド、そういうのに似ている
まあまあ張り切って買ったヒールのある靴を履いみても足は痛くて靴擦れもするし無理をしているなという自覚がちゃんとある
おしゃれしたくても、可愛くても、背伸びしたくても、大人っぽくしたくても、私にはやっぱり向いてなくて、違うくて、ヒールを買ったことに後悔する反面、やっぱりこのままでは悔しいので足がボロボロになるのをわかっていて、履ける日は懲りずに履くようにした
失恋したーーーーというか、私の大事だった人を失った、たったの数分で関係を破壊してしまった ぽっかり、という感じ 恋人とならなれなくても友人としてこのまま心地よく居続ける選択肢、十分にあっただろうに、破壊した
恋愛感情がとても邪魔でそんなこと考えてしまう自分にむかついたことはじめてだった わたしたちの関係性の上で彼は何も悪くなかった わたしも自分の好意を見ないように、隠していたし、きっとそれも察した上で関わってくれていたのだろうと思う
本当にこんなに面白い人ほかにいないななんて思ってた、たまに会って映画なり見に行ってお茶したりご飯食べたりする、彼の愛する音楽や映画、文化の話を聞くのが好きだった ただそれだけで良かったのに なーんで、わたしは欲張ってしまったんだろう、別に望みとかなかったのに、もう分かってたことなのになんでか〜
どうしたらいい?こわい、最近の私こんなかんじ、脈絡はありません
世界がこの手のひらに収まっていて、簡単に見ず知らずの人の生活が覗けるから、切り取られた美しいものだけがみれるから、素敵な未来を妄想して可能性があると勘違いをした そんなわたしはこの時代の犠牲者だなーとかおもう
憧れや想像だけを頼りにこれまでの人生を進めてしまったからこれからどう現実に帰ればいいか分からなくなってしまった
たしかにアーティストとして生きたい、みたいなやんわりした野望はあったけどわたしにはそれまでのプロセスもストーリーもないこと、別に本気で伝えたいことがあるとか、特に見せたい世界観を持っているわけでもないこと、薄々気づいていたけど、最近ガタが来た、限界だって感じてきた そういう場で出会う表現している人と話をしたら中身の豊富さや真摯な気持ち、純粋な気持ちに、わたしにはこれがないんだって、劣等感とか羞恥心が生まれてどうしても怯んでしまう、自分の浅はかさに心底落ち込んで、いまやっていることに自信持って言い張れない、絵で食っていきたいかと聞かれても苦笑いでその場凌ぎのことしか答えられなくて、ほんとにやるせない、その程度なのか〜と悲しくなる
悲しいから認めたくないけど芸術をしてみることで安心していた、いわば自己肯定感を上げる材料、生きているという認識に繋がっていた、自我を保ってた、ただわたしが芸術に片足突っ込もうとしたのはそれの理由だけだったのではないかと、本当に悲しいし恥ずかしい、とっても浅はかだった
ただ本当に文化的なものを愛している、音楽も映画も絵も文章もその他諸々、へんてこなひとが生み出すものが大好きだし興味はある、たまにこれもアイデンティティを生み出すひとつのもので純粋な好きではないのかとか考えすぎて悲しくなるけれど、きっと、多分、絶対愛している
だからこそ自分の浅はかな向き合い方に落ち込むし、悲しくなるし、やってはいけない人間だったんだといま感じているんだと思う
で、これからどう生きてこって感じです
18から24までこの6年間ほど、夢見てごっこ遊びみたいだったかもしれないけど、絵を描いてきたし発表もしてきた、自分のつくるものが良いと思える時間も、楽しかった時間もあったことは確か それがあった上で、ここからどう現実に戻って、幸せに暮らすのか、やり方がわからん 本音の部分でこれまでのことに踏ん切りをつけたいのか、まだつけたくないのか、もよくわかってない
真空状態みたいなところに1年ほどいたい、なにもないところで、人ともあんまり関わらず、私の本当の気持ちとかこれからの指針を考えるために遠く誰も知らない場所に行きたいなあ
カメレオンみたいなわたしは周りに影響されながら瞬間瞬間の気持ちを重ねてこれまで生きてきたのだな、自分の心って何処にありますか、これまでの意思も言動も全部偽物だったんですか、幻だったんですか、とか思えてくると本当に虚無
とか思うと一回、真空パックされたいと本気で思う
ちゃんと就職をして、定時で嫌なこともありつつ仕事をこなして仕事帰りには同僚や友達とご飯にいって家に帰ってくたくたのまま気持ちよく眠ってまた朝起きて仕事にいく生活、それなりのお給料を貰って今よりも良い部屋に住み、月一で自分のご褒美を買っちゃったり、土日には遊びに出かけるし親孝行もできる生活、わたしにはあるんかな
いつか好きな人ができて結婚したい、家族になりたいと思える日、くるんかな
そういうありふれた幸せというものわたしには手に入るのかなあ、
悲しい、想像もつかない、わたしの幸せはなんなんだろうなあ
いまわたしのいる場所は崖の淵という感じ、ポジティブに言えば転換期、いっそのこと落ちて人生がらっと変えようぜ〜〜とか思う
あああ
あーもうなにしてんだなんもできんくってへばりついてるよ うちのカーテンやっすいやつで薄っぺらいから昼間の眩しい日差し勝手に通しちゃうからガンガン部屋は鬱陶しいくらい陽が照りつけられてる、なのに昼間は眠いし夜は冴える、どこにもいけない、自己嫌悪苛まれ休日、悲しい 私だって晴れてる空の下イヤホンもしないで鳥の声とか自然に耳を澄ませてハイジみたいな世界観のお散歩がしたい、私はずっと違う、そうじゃない、ハイジにはなれないんだということ8割方悟っています フィクションだと思ってた映画が最後エンドロールでノンフィクションだったことが分かってびっくりすることってない?私はよくある わたしにもそういうことあってくれよ〜なんかバラエティ豊かな、ミラクル・ハッピー・エトセトラ起きないかな〜起こせよ〜あ〜あなにがいいたいんだろうねハハおやすみ
浮かれた人を横目に淡々と歩くすっぴんボサボサダル着女
こんな日に限ってイヤホンを忘れて祭囃子の中ひとり歩くのは相当、鬱
部屋になにも食べるものがなかったからスーパーまで歩く 車両通行止めの文字を見て帰りたくなったけど空腹には抗えなかった
スーパーの中でも祭囃子、どこもかしこ浮かれてる
やきそばが目に入った 絶対買うまいと思ったやきそば これ1つ買ったら寂しい女認定だ、だけどわたしは買い物かごに入れていた
無意識に、無意識に、わたしはこれを求めていたのか、プラスチックの器に入ったやきそば
当たってきた兄ちゃんにヘラヘラすんませーん言われて殴ってやろうかと思った
2日ぶりの煙草も買って家に帰った
またでかいTシャツ一枚に着替える
なんとなく、ベランダに出て、蚊取り線香に火をつけて、プラスチックの器に盛られた適当なやきそばをすする、美味い
むかつくけど美味い、なんかむかつく、むかつくむかつく むかつく!
あれだけ好きだった、別れてもしょっちゅう頭から離れなかった好きだった人に会おうと連絡することもパタンとなくなった最近、会いたいという発想がなくなったのかもしれない ほんとうにゆっくり、ゆっくりと、彼の存在がやっと私の中で消えていく感覚がしている
べつに無理しているわけでもなく本当に自然に
それでも私の中で彼は生き続けている 生きていて欲しい 今もこれからもそう思う、と思う
24歳の夏、私は祭りの季節に体を壊して一人部屋にいる
遠くに聞こえるうっとおしい祭囃子と人の声の中
あー、このままじゃいけないな、なにかを変えないと、そう思っている
なにを変えるか、はわからないけど、このままじゃいけないことは確かだ
夏は割と好きになった
煙草がおいしくなった、もう体は大丈夫だと言っている
大丈夫、大丈夫、
うれしい!ふたつ絵をかってもらえた!
この気持ちずっと忘れたくない
やるぞ
こうでありたいという気持ちはずっとずっと形が変わっていくなあ
さんかくまるしかくはーと、透明で見えない時だってある
だいすきな先輩と居酒屋で三時間くらい話した、わたしに足りない部分がたくさんあってかっこよくて、眩しくて、苦悩していてもその分の人生ちゃんと生きてきたんだと人に感じれば、いかに自分が小さいものかと思えてちょっと情けなくなったり、どうしようもなく自分がしょうもなく思えて嫌になったり、いいな、変わりたい、わたしももっと、って思ったり
それでも今がいちばん美しくて輝いている、大丈夫、自分のことだいすきだなって思いたい、そう信じてやりたい、わたしのなかの宝石をもっともっと大事に磨いてあげたい
とにかくぶれぶれなわたしだけど、もうこれがわたしなんだよ、わたしが言ったこと、やったこと、決めたこと、全部正解だったと、そうやって自分を自分で抱きしめて生きていってやる、しぶとく