ままならない

たいせつなのはロマンス

20210915

三年付き合った恋人とお別れした

すごく清々しい気持ちで、初秋の風も心地良い!まだパーカーは早かった、今日も着る服を間違えた 近所の喫茶店でアイスのっけのフレンチトーストを食べた、糖分が身に沁みる...

アイスコーヒーを飲みながら彼とのことを綴っていこうと思う

 

私たちは世間的にみたらとても奇妙なふたりで、そんな恋愛だったと思う、なんせ年齢は33歳も離れていたし

いつもすれ違う人やお店の人にはどういう関係?みたいな疑問の目があったように感じる

でもそんなことはふたりの世界には関係なくて、手を繋いで外も歩いた ごはんを食べている時も援交でも同伴でもないです、恋人同士なんですよ、みたいな若干の空気を出して伝われーーーと思っていた、私の彼、渋くてカッコいいでしょって、そんなアピールを意味もなくしていた

彼は私の手を握るのが好きで、私はその手をぶんぶん振り回すのが好きだった

そんな彼とのはじまりはバイト先、後から話を聞いたら一目惚れだったらしい、当時の私が聞いたら飛んで喜ぶ、まあ信じないと思うけど 私も彼のこと推し的な存在としてみていた、まあ私も一目惚れをしていた

めちゃくちゃに顔が好きだった、顔というか全体の雰囲気がもうどタイプだった、

でも手の届かない相手すぎるし、左手の薬指に指輪がないことを確認し、女何人いるんだろう、◯歳くらいかなあ〜とかいつも彼の見える位置に立って彼を眺めながらいろんな妄想をしていた、推しがいるからバイトに行くのは毎回楽しみだった

あと、更衣室の前に喫煙所があるのだけど、いつもそこで彼に会えないかなあ〜とか出勤退勤の時は大抵ルンルンで階段を下っていた

それである日、いつもどおりタイムカード押して階段を下って更衣室に向かうと、彼が、いた!

そこで初めて彼と話をした、ほんの少しだけど、彼を推していたわたしはアイドルと話せた!!!!みたいな喜びがあって、ドキドキした 帰りもヤバいヤバいと独り言を言いながらスキップして帰った

イメージとは違う控えめで柔らかい話口調でさらに彼のことを推したい!となった

その夜、帰った私は勢いで彼のInstagramをフォローしてやり逃げするように眠った

そしたら翌朝、彼からDMが届いていた、その内容はもうむちゃくちゃ長文で、どストレートに私が好きです!みたいな内容で、私は夢か?と思いながらひとりでずっとドキドキしていた その日喫茶店でバイトがあったけど、心臓が騒いで手につかなかったことをよく覚えている

それからアチアチDMを続けていく中、ふたりでご飯にいくことになった、場所はバー、BAR!そんなところ行ったことがないから行く数日前からずっと緊張していた

当日は彼の仕事終わりの時間お店で待ち合わせをした、私が早くついたのでひとりで待っていた、注文の仕方もわからんものだからお冷を永遠に飲んでいる時間を過ごした そんで彼が来て、いろんな話をたくさんした、現実に思えないような夢みたいな時間だった、私は帳尻合わせてすこしでも大人っぽく振る舞おうと必死だった、彼はやっぱり想像と違った控えめな人で、好きになってしまうって直感で感じた、だけどこの人は好きになっちゃいけない人だ!って抑えよう、抑えようとしてた

彼は私とお付き合いをしたいと言ったけど、私は関係を進めていいか、迷い続けている状態が1ヶ月か2ヶ月か続いた

そんでクリスマス、蟹を食べに行こうって彼が誘ってくれた、それはまさかの旅館に一泊、びっくりしたけどもう流れに身を任せた、勢いでしかない

彼との時間はよそよそしながらも、心地よく、その旅行で、現実味のない関係でももう彼は私の恋人だ、どうなるか分からんが彼とお付き合いをしていこう、って決めた

だから別にお付き合いしてください!はい!よろしくお願いします!みたいなやりとりはなく、私たちはやんわり恋人同士になっていった

 

それからの日々は平和で、特に遠出もしないし、観光地にも行かない、ただ近所の喫茶店、居酒屋にいくだけ、たまに映画館、そして私の部屋で過ごす、というだけの側からみたらつまらなくなっていくであろうデートが毎回だったけど、私はそれが幸せで、愛おしかった

 

ただ彼と過ごしていく中でずっと根っこにお別れのことがあった やっぱり現実この年齢差ではいろんな弊害があるし、恋人のゴールだとされている結婚はとても考えられなかったし、もちろん親には言えない、堂々と人にも言えない、その他もろもろのことを考えて、いつかは別れなきゃってずっと思っていた、それでも彼が好きだから結局三年間恋人同士として関係を続けた

この上ない愛情をこの先もらうなんてないなと思うくらい彼からの愛情はいつも深くてストレートで、とにかく本当にわたしは沢山彼に愛してもらった

だからこそいま未練がない、何故か本当に清々しい、壊れたと思ったmacも電源がついた

彼とは出会うべくして出会ったし出会えたことに意味があった、そういう風に本気で思ってしまうのです、わたしの人生に現れてくれてどうもありがとう、ストレートな、ありがとうの気持ち